緒方貞子 – 公益財団法人 藤井財団

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緒方貞子

緒方貞子物語 難民の命を救った小さな巨人/Sadako Ogata



あらすじ

 世界では1億人以上が住む家を追われ、故郷の国をも捨てて生きていかなければなりません。彼ら難民の命を守り、いつか我が家に帰れるように働いている人たちがいます。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)です。

 緒方貞子は東西冷戦が終結し、世界が大きく変わるタイミングで、日本人として初めての難民高等弁務官として10年間も務めました。イラクから逃れたクルド人、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争に巻き込まれた人など何百万もの命を国連加盟国の軍隊も使って守っていったのです。

 1927年、外交官の子として生まれた貞子は、聖心女子大学を卒業後、アメリカに留学して政治学者として上智大学などで教鞭を取りました。1968年、市川房枝に誘われ国連総会に日本代表団として加わったことが、彼女の人生を大きく変えました。

 晩年は国際協力機構(JICA)の理事長として、開発途上国を支援する人たちを指揮するなど、最後まで現場主義を貫いた人生でした。

再生時間: 17分

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